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2024年十一月場所番付の視点

十一月場所の番付が発表された。

大の里が新大関として位置した。ただし、8勝7敗大関の琴櫻・豊
昇龍より下位になった。こうしたやり方は不合理であり、もうやめ
たほうがいい。番付は成績本位にするのが本当であった時代があっ
た。しかも現行よりはるかに長い時期であった。その一例が以下で
ある。

<大の里>

昭和45年一月場所
大鵬 全休  横綱
北の富士13勝 大関 玉乃島13勝

翌場所番付
北の富士 横綱 玉の海(改名)
大鵬   張出

先場所は横綱全休、2大関は8勝7敗で上位は勝ち越し者が多かっ
た。そのため、関脇・小結はどん詰まりであった。2枚目9勝の王
鵬が筆頭止まりになった。大の里が大関昇進で空いた関脇には小結
で8勝した大栄翔が上がった。小結は上位で2ケタ勝った若元春、
正代がおさまった。

<若元春>

幕内中位、下位は比較的成績に応じた番付になっている。例外は8
勝7敗で2枚半上がった狼雅と4勝11敗で5枚半下がって幕内に留
まった武将山である。新入幕はウクライナの獅司と朝紅龍である。
また、三月場所新入幕優勝した尊富士が幕内に戻ってきた。

<獅司>

十両では嘉陽が3枚目に上がり、幕内を狙える位置まできた。元幕
内は28人中16人いる。過半数を超えている。多くなると幕内の二軍
みたいなイメージが強くなる。新十両はウクライナの安青錦、琴勝
峰の実弟琴栄峰、元大碇の息子若碇である。楽しみな力士がそろっ
た。

朝乃山が幕下東筆頭まで番付を下げた。また先場所幕下16枚目で7
勝優勝した羽出山(本名)が幕下西筆頭に位置した。幕下15枚目以
内の7勝なら文句なく十両に上がれるのに1枚差に泣いた。2枚目
に宮城、4枚目に小原が上がってきた。ともに十両を狙える。東大
出身の須山は幕下入りし、34枚目まで番付を上げてきた。また炎鵬
は三段目56枚目まで戻してきた。

十一月場所は11月10日に始まる。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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