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三賞多数獲得者たち17

◆三賞獲得13回

琴光喜 殊2敢4技7
琴光喜は日本大学相撲部出身である。入幕は平成12年五月場所であ
った。その場所はケガで全休した。十一月場所再入幕したときいき
なり殊勲賞・敢闘賞・技能賞をトリプル受賞した。殊勲賞は横綱
武蔵丸ほか3大関を撃破したことが評価された。

快進撃は翌年の平成13年も続いた。殊勲賞1回、技能賞3回に輝い
た。九月場所は初優勝してダブル受賞だった。右前みつを取って速
い攻め、寄りさらに出し投げや無双を繰り出す相撲だった。

<琴光喜>

平成14年は技能賞と敢闘賞を獲得した。三賞の快進撃はここまでで、
平成15年は三賞の空白期であった。平成16年敢闘賞、平成17年技能
賞を受賞した。平成18年再び三賞の空白期となった。

琴光喜は上位で大勝ちすることがたびたびあっても単発であった。
そのため、大関に結びつかなかった。成績が大関に直結したのが、
平成19年であった。大関直前の場所では敢闘賞。技能賞のダブル常
勝に輝いた。これが最後の三賞になった。

大関に昇進して17場所目の平成22年五月場所中、突然浮上した事件
が野球賭博疑惑報道であった。負けたかけ金が暴力団の資金源とな
って大問題になった。調査の結果、琴光喜と元貴闘力の大嶽親方が
特に悪質ということで解雇となった。琴光喜はこうして相撲界を去
っていった。

<スポーツ報知の記事>

断髪式が行われたのは2015年2月であった。その間琴光喜は、処分
が重いと協会を提訴していたことで時間がかかった。だが、高等裁
判所で敗訴したことで裁判を断念した。とめばさみは琴光喜をかば
っていた貴乃花親方であった。

(この項目続く)

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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