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優勝物語 初日負けて優勝した主な力士 上

初日はいいスタートを切りたいと誰しも思う。だが、場所の感覚が
まだもどらないだけに思わぬ不覚をとることがある。それでも不屈
の精神で優勝を飾る力士がいる。そんな主な力士にスポットをあて
てみたい。

大正15年公式優勝制度が始まった。それにともない不戦勝不戦敗制
度、取り直し制度が始まった。初日に負けて優勝した第1号は大関
鏡里である。昭和28年初場所、初日ニ瀬山に負けて14連勝した。大
関鏡里の初優勝であった。初優勝だけで横綱に昇進してしまった。
それも横綱審議委員会に諮らず、協会独自で決めてしまった。

<栃錦のブロマイド>

初日に負けながら3回優勝した力士がいる。栃錦である。栃錦は相
撲にかける執念が違った。相手の技が決まってから3つの技を繰り
出すほどである。7連敗8連勝したことさえあった。

優勝10回の栃錦の初日負け優勝は以下である。
昭和29年秋場所 大関 14勝1敗 ●宮錦
連続優勝で場所後横綱に昇進した。
昭和32年秋場所 横綱 13勝2敗 ●関脇若羽黒
昭和33年5月  横綱 14勝2敗 ●鶴ヶ嶺
ちなみにライバル若乃花は初日負け優勝は1回しかない。

<大鵬>

32回優勝した大鵬は初日負け優勝は2回しかない。その1つ昭和43
年九月場所は意味深い場所であった。大鵬は5場所連続休場中で再
起をはかって出場した。ところが、初日相撲巧者栃東に敗れてしま
った。ここから大鵬の45連勝がはじまった。連勝の結末はあまりに
も意外な審判の誤審であった。誤審で連勝がストップするという歴
史的汚点を残してしまった。

(この項目続く)

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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