大相撲

■23福岡14日目 実力通り!霧島が熱海を寄り切り単独トップ

霧島か熱海富士か。二人の対戦は初顔となる。熱海
富士の大関戦は貴景勝に優勝決定戦を含み2敗、豊
昇龍に1勝である。霧島左四つ、熱海富士右四つの
けんか四つ。

14日目今場所のクライマックスを迎えた。仕切りの
間霧島は落着いて見えた。一方熱海富士は気負って
いるように映った。

時間いっぱい。結びの一番でついに霧島対熱海富士
の両雄が激突。立ち合いがあわず、仕切り直し。立
ち合いから四つ。右四つになったが互いに上手が取
れない。上手がまるっきり遠くてややこの状態が続
いた。

<立ち合い>
<互いに上手取れず>

霧島攻めに出た。左からしぼって左がはいってもろ
ざしになる。この体勢を生かし、素早く寄って西土
俵に熱海富士を寄り切った。

<霧島左からの攻め>
<霧島もろざし>

終わってみれば霧島の勝利で実力通りの結果となっ
た。琴ノ若戦をくぐってきただけにその経験が生き
た。熱海富士は離れての突き押しのほうが、チャン
スが生まれたのでは。これも運命か。

<霧島、熱海富士を寄り切る>

これで霧島は2敗単独トップで千秋楽貴景勝と対戦
する。3敗熱海富士は遅きに失した琴ノ若と対戦す
る。霧島有利は動かないが、熱海富士は最後まで全
力を尽くしていただきたい。

千秋楽の見所はほかにもある。関脇・小結は若元春・
阿炎・北勝富士がその座を明け渡すことになりそう
である。宇良が西筆頭で7勝7敗と千秋楽最後の一
番にかけることになる。運命の対戦相手は同じく7
勝7敗の北青鵬である。

なお、年間最多勝は14日目終了時点で以下となっ
た。
霧島 61勝
大栄翔 60勝
豊昇龍 58勝
霧島が負け、大栄翔が勝つと並ぶことになるが、
この部門も霧島有利に変わりない。

千秋楽も目を離せない。

 

当サイトはブログランキングに参加しています、どうか応援をお願いいたします!

【ブログランキング】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック


【日本ブログ村】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村
  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

-大相撲

Copyright© 土俵の目撃者(毎日更新) , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.