大相撲

■23福岡11日目 期待の一番に熱戦なし

幕下西筆頭尊富士が千代の海を破り、5勝1敗と大
きく踏み出した。現在、十両から幕下落ちとなる予
想が東龍、日翔志、伯桜鵬なので十両昇進が有力と
なってきた。調子を上げてきた若隆景も元十両栃武
蔵に勝って4勝と勝ち越した。ただ、尊富士対若隆
景は実現しないことになる。

さて幕内はどうか。2敗熱海富士は3敗美ノ海を前
へと圧力をかけ、押し出しで快勝した。美ノ海は新
入幕だし、これからの力士である。熱海富士は12日
目豊昇龍と組まれた。熱海富士の真価が問われるの
はここからである。

<熱海富士2敗を守る>

2敗一山本に上位の壁は厚く、大栄翔に引き落とさ
れた。

今日のメインエベントは2敗琴ノ若対3敗貴景勝で
ある。貴景勝は大関だし、先場所の1位である。と
ころが勝負はあっけなかった。琴ノ若にいなされ、
後ろを取られるとそのまま送り出されてしまった。
抵抗らしい抵抗もなく拍子ぬけしてしまった。期待
の大一番に熱戦なしとはよく言ったものである。

<貴景勝あさっり琴ノ若に敗退>

もう一人の2敗霧島は若元春戦であった。前日元力
士の中洲の鉄板焼き店で外国人のお客さんに聞かれ
た。「優勝は誰」霧島と答えたが、今日の霧島はま
ったく若元春を問題にしなかった。安心して見られ
た。最後は向こう正面寄り切った。

<霧島、若元春に完勝>

12日目は、2敗同士の霧島対琴ノ若戦が組まれた。
勝った方が優勝へ大きく前進する。大関二人を破っ
ている琴ノ若。大関総なめなるか。そうはいくかい
と迎え撃つ霧島。大関としては不名誉な成績を返上
して琴ノ若を撃破できるか。今場所最大の一番にな
る可能性が出てきた。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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