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次の展開が読めない大相撲

一人横綱照ノ富士となって長い。厳密には今度の十
一月場所で13場所目になる。しかもフル出場は5場
所である。照ノ富士は11月末で32歳になる。横綱と
して晩年に入った。

<照ノ富士>

それでいて次の横綱候補はみえてこない。今年大関
は2人誕生した。しかし、霧島も豊昇龍も大関にな
って弱くなった。一挙に横綱を目指す勢いは微塵も
ない。

大鵬、柏戸の晩年も横綱のめどはついていなかった。
後から横綱になった栃ノ海・佐田の山は先に引退し
た。大関玉乃島は横綱のチャンスがあったが、決定
打に欠けていた。

結局柏戸は次の横綱が誕生する前に引退した。一人
横綱大鵬は晩年であった。大鵬休場のなか、北の富
士は連続優勝で横綱を決めた。

<大鵬>

横綱北勝海が引退したとき横綱の空白期ができた。
しかし、次代の横綱候補は控えていた。その通りの
展開になってまず、曙が横綱になった。貴ノ花は連
続優勝にこだわった時代だったので、時間がかかっ
た。連続全勝優勝してようやく横綱に昇進した。

大相撲の今後は照ノ富士の後の横綱はいつ誰がなる
かにかかっている。現代は混迷の時代である。それ
はひょっとしたらワンクッションおいた世代になる
かもしれない。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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