九月場所は1横綱・3大関の番付になる。横綱・大
関といえば協会の看板であり、好成績を連続するこ
とによってなれる特別な地位である。ほかのスポー
ツではありえないポジションである。横綱・大関は
三賞受賞できない。狙える賞は優勝しかない。
では照ノ富士、霧島、貴景勝、豊昇龍は活躍できる
のか、期待できるのか。4力士のここ1年の成績を
見てみよう。霧島の5場所は小結・関脇、豊昇龍は
6場所関脇の成績になる。
照ノ富士20勝9敗51休
霧島 57勝31敗2休
貴景勝 45勝42敗23休
豊昇龍 60勝30敗
優勝は各1回である。3大関はみな12勝優勝である。
照ノ富士は休場が多く、霧島・貴景勝は角番である。
角番優勝はないわけではないが、まれである。貴景
勝は2年に1回くらいの優勝だから、しばらくはな
い?ことになる。
新大関は勢いがあるように思えるけど、なかなか活
躍できないものである。豊昇龍のおじ朝青龍は10勝
5敗で終わっている。新大関の優勝は6力士である。
双葉山
千代ノ山
若羽黒
清國
栃東
白鵬
新大関優勝が横綱に直結したのは双葉山だけである。
こうして見ると1横綱3大関への期待度は高いとは
いえない。混迷の時代を繰り返す展開になっても不
思議ではない。九月場所のチケットは完売である。
誰が優勝するか見当もつかないほうが、人気はある
のかもしれない。