8位はなく7位と同点となった。
■7位 不振照ノ富士3度休場
昨年、3回優勝。年間77勝を達成した照ノ富士が今
年は1回の優勝、3度の休場となった。九月場所後
膝の手術をしたため、十一月場所は全休した。長期
休養もありえる。となると1横綱1大関は実質貴景
勝のみという由々しき事態に陥る。大関最有力候補
もすぐには見当たらない。照ノ富士の休場は相撲界
の暗転につながる恐れがある。
31歳照ノ富士の復活はあるのか。膝の手術後はリハ
リビと万全の稽古状態でなくては出場しにくい。中
途半端に出場して、途中休場すると追い込まれる。
照ノ富士にとって休場明けは試練の場所になりそう
である。
HR氏が3位に、T氏が7位にあげている。
■7位 玉鷲最年長で2回目の優勝
九月場所千秋楽、異変があった。取組順が逆になっ
た。翔猿前頭筆頭、玉鷲前頭3枚目、高安前頭4枚
目。本来なら玉鷲-高安の後に翔猿-隆の勝となる
はずである。ところが実際は翔猿-隆の勝の後に玉
鷲-高安となった。玉鷲が勝って2回目の優勝にな
った。
関脇以下でなかなか2回優勝できるものではない。
これまで御嶽海・照ノ富士が3回。男女ノ川・朝汐・
佐田の山・魁傑・琴錦・貴花田が2回である。琴錦
以外は最高位横綱・大関である。玉鷲の偉業が大変
なことがわかる。
玉鷲は37歳10カ月の最年長優勝記録となった。これ
までは旭天鵬の37歳8カ月が記録であった。テレビ
では太刀山を最年長記録と紹介していたが、当時優
勝制度はなかった。あったのは時事新報社の幕内最
高成績者の写真額を国技館に掲げる制度であった。
不戦勝不戦敗制度、取り直し制度は大正15年の優勝
制度とともに誕生した。
A氏が4位に、T氏が6位にあげている。