大相撲

■22秋千秋楽 玉鷲2回目の優勝をめぐる優勝模様

平幕同士の優勝争いの両雄、2敗玉鷲対3敗高安が
千秋楽に激突する珍しいケースになった。偶然の産物
は場所を最高潮に盛り上げた。それは取組順に変化を
もたらした。翔猿前頭筆頭、玉鷲前頭3枚目、高安
前頭4枚目。本来なら玉鷲-高安の後に翔猿-隆の勝
となるはずである。ところが実際は翔猿-隆の勝の後
に玉鷲-高安となった。優勝争いのクライマックスを
少しでも後にしたかったのだろうか。

<玉鷲・高安両雄激突>

相撲は両力士激しく力強く当たった後、二の矢は玉鷲
だった。突き押しで高安を圧倒して押し出した。玉鷲
2回目の優勝が決定した。高安の逆転優勝はならなか
った。13勝2敗。3場所続いた12勝優勝はストップ
した。その2敗が大波兄弟の若隆景、若元春という
のは意味深な結果である。

<玉鷲が高安を圧倒>

なお、関脇以下の優勝は御嶽海と照ノ富士の3回が
最高である。玉鷲の2回目の優勝は想像できなかっ
た。だから3回目はなおさら想像できない。今年の
優勝の顔ぶれは5場所とも異なった。内訳は横綱1、
関脇2、平幕上位2となった。十一月場所の優勝者
しだいでは1年間の優勝者がすべて異なることにな
る。

<優勝玉鷲>

玉鷲は37歳10カ月の最年長優勝記録保持者になった。
これまでは旭天鵬の37歳8カ月が記録であった。なお
テレビでは太刀山を最年長記録と紹介していたが、
当時優勝制度はなかった。あったのは時事新報社の
幕内最高成績者の写真額を国技館に掲げる制度であっ
た。不戦勝不戦敗制度、取り直し制度もなかった。

<賜杯>

37歳10カ月という年齢のわりには玉鷲の相撲は若々
しく、パワーもいささかも衰えていない。玉鷲は今後
どうなる。連続出場記録を伸ばし、息の長い力士と
して相撲界に貢献していただきたい。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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