あれほど強さを発揮していた1敗の玉鷲が若元春に
不覚をとった。突き離しにくる玉鷲に若元春左でまわ
しを取り、玉鷲のふところにはいって一気に寄り切っ
た。前日若元春よりもっとふさわしい対戦相手がいる
と記したが、その若元春に敗れるのだから皮肉な結果
になった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/09/220922十1n二日目幕内-583-e1663851836773.jpg)
強弱併せ持つ玉鷲を見てしまった。玉鷲は今場所他の
力士より強いが、勢いにのって手がつけられないと
いう域までいっていなかった。13日目は錦富士戦で
ある。残り2番は高安、翔猿あたりか。
2敗北勝富士は大関貴景勝と対戦した優勝するため
には大関戦は不可欠である。ただ、2大関負け越し
のなか、対戦できる大関が貴景勝しかいないという
のがいささか寂しい現状である。貴景勝は下位から
挑まれる貴重な存在になってしまった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/09/220922十1n二日目幕内-984-e1663851853474.jpg)
相撲は、勇んで出る北勝富士を貴景勝は注文をつけて
変化。北勝富士はダイブするようにばったり両手を
ついた。貴景勝このような相撲を誰が想像しただろう
か。まさかの展開に観衆もあっけに取られていた。
北勝富士は13日目翔猿との3敗対決となる。
2敗錦富士は初の上位戦で3敗翔猿と対戦した。錦
富士の2敗は妙義龍と北勝富士によるものである。
突き合いのなかで叩きをみせた錦富士。翔猿はつけ
いって正面土俵押し出した。錦富士は上位好成績者
との対戦はまだ荷が重いように思える。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/09/220922十1n二日目幕内-635.jpg)
3敗同士の若隆景、高安戦が実現。今年の三月場所
優勝決定戦で対戦した両者。高安かちあげて突き離
しで若隆景を追い込む。気をみて引き落とした。高安
の気合が若隆景を圧倒した。サバイバル戦を勝った
高安、13日目は霧馬山戦である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/09/220922十1n二日目幕内-848-e1663851878958.jpg)
12日目を終了して、2敗玉鷲、3敗翔猿・高安・北勝
富士・錦富士となった。対戦がまだ実現していない
取組は玉鷲-翔猿、玉鷲-高安、翔猿-高安、高安-
錦富士である。平幕だけがという珍しい優勝争いに
なった。