大相撲

■22名10日目 新しき対決豊昇龍対琴ノ若

10日目、大阪から相撲仲間が観戦に来た。今場所2度
目である。そこで出た話の一つは琴ノ若の成長の著し
さであった。9日目まで2敗で優勝争いに絡んでいる。
横綱・大関戦は終了した。だが、琴ノ若に立ちふさが
る者が現れた。

豊昇龍である。豊昇龍は序盤戦1勝4敗と出遅れたよう
に見えた。4敗は貴景勝、正代、若隆景、逸ノ城であ
る。豊昇龍は負けが込んだからといって落ち込むタイ
プではない。やる気は常に十分である。そこから4連
勝した。そのなかには御嶽海からの不戦勝が含まれて
いる。

迎えた10日目、豊昇龍と琴ノ若戦が組まれた。4連勝
中の豊昇龍か、超成長の琴ノ若か。立ち合いから左四
つになった。すくって出る琴ノ若。だが、豊昇龍は
まわりこんで一閃の掛け投げをあざやかに決めた。
下手な解説より連続写真をご覧いただきたい。

<連続写真で見る豊昇龍の掛け投げ>

豊昇龍は外掛け、内掛けもあるが技は中途半端にやら
ず、思い切って決めにいく。これが豊昇龍の特徴で
ある。かつて若隆景に一本背負いを決めたことさえ
ある。大相撲人気は決め手に欠けている。豊昇龍と
琴ノ若戦は令和の新しき対決の始まりになるかもしれ
ない。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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