大相撲

■22夏6日目 天敵を克服できない横綱

この日、照ノ富士は連敗中の玉鷲との対戦で
あった。3度目の正直で照ノ富士が勝つか。
それとも2度あることは3度あるになるのか。
答は後者だった。それも玉鷲が思い切って
突っ張ると照ノ富士は何もできずに後退。
あっさり東土俵を割った。これまでと同じ
パターンでまたしても敗れた。

<玉鷲が照ノ富士を追い込む>

そこには工夫や対抗策はなかった。この一番
は照ノ富士のもろさを浮かびあがらせた。
横綱がこうも平幕玉鷲に手も足も出ない負け
方を続けると横綱の権威にかかわる。四つ
相撲では照ノ富士にはまず勝てない。突っ
張り、突き押し相撲ならそうはいかない。
そういう相撲が取れるのは大栄翔、玉鷲、
阿炎といる。

<照ノ富士、玉鷲に3連敗>

横綱になってから大栄翔には2勝3敗である。
玉鷲には1勝3敗である。阿炎には1勝1敗
である。阿炎との対戦は今場所まだ組まれて
いない。照ノ富士は天敵を増やしすぎている。
それも突っ張り、突き押し相撲をまったく
克服できないでいる。

照ノ富士は負けて4勝2敗となった。負けた
相撲内容が悪すぎる。優勝のレベルは12勝3
敗あたりになるのか。11勝4敗だともはや
優勝とは呼べない。単なる1位に過ぎない。
五月場所の行く末が心配になってきた。

なお、先場所実現しなかった貴景勝対阿炎が
6日目組まれた。相撲は引き落としで阿炎が
勝った。貴景勝の押し相撲はまだ通用して
いない。 また、昨年十一月場所、今年の一月
場所で対戦が実現しなかった照ノ富士対正代。
三月場所実現しなかった御嶽海対正代、正代
対阿炎がまだ今場所残っている。実現でき
なかったら審判部は汚点を残すことになる。

<貴景勝、阿炎に敗れる>

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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