この日、照ノ富士は連敗中の玉鷲との対戦で
あった。3度目の正直で照ノ富士が勝つか。
それとも2度あることは3度あるになるのか。
答は後者だった。それも玉鷲が思い切って
突っ張ると照ノ富士は何もできずに後退。
あっさり東土俵を割った。これまでと同じ
パターンでまたしても敗れた。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/220513六日目幕内-961-e1652443796244.jpg)
そこには工夫や対抗策はなかった。この一番
は照ノ富士のもろさを浮かびあがらせた。
横綱がこうも平幕玉鷲に手も足も出ない負け
方を続けると横綱の権威にかかわる。四つ
相撲では照ノ富士にはまず勝てない。突っ
張り、突き押し相撲ならそうはいかない。
そういう相撲が取れるのは大栄翔、玉鷲、
阿炎といる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/220513六日目幕内-965-e1652443815595.jpg)
横綱になってから大栄翔には2勝3敗である。
玉鷲には1勝3敗である。阿炎には1勝1敗
である。阿炎との対戦は今場所まだ組まれて
いない。照ノ富士は天敵を増やしすぎている。
それも突っ張り、突き押し相撲をまったく
克服できないでいる。
照ノ富士は負けて4勝2敗となった。負けた
相撲内容が悪すぎる。優勝のレベルは12勝3
敗あたりになるのか。11勝4敗だともはや
優勝とは呼べない。単なる1位に過ぎない。
五月場所の行く末が心配になってきた。
なお、先場所実現しなかった貴景勝対阿炎が
6日目組まれた。相撲は引き落としで阿炎が
勝った。貴景勝の押し相撲はまだ通用して
いない。 また、昨年十一月場所、今年の一月
場所で対戦が実現しなかった照ノ富士対正代。
三月場所実現しなかった御嶽海対正代、正代
対阿炎がまだ今場所残っている。実現でき
なかったら審判部は汚点を残すことになる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/05/220513六日目幕内-921-e1652443836859.jpg)