この日最大の好取組は御嶽海対大栄翔戦で
ある。大栄翔は押し相撲だけに御嶽海をくず
すチャンスがある。大栄翔は果敢に突き押し
で攻めたてた。御嶽海踏みとどまってこらえ、
大栄翔の引きにつけ入って押し出した。御嶽
海は初日から8連勝とした。これは初優勝
した2018年七月場所以来である。このとき
は初日から11連勝している。
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御嶽海は9日目隠岐の海戦。10日目以降は
照ノ富士、正代、隆の勝、北勝富士、阿武咲、
阿炎が予想される。御嶽海を倒す力士は出る
か。照ノ富士戦は場合によっては千秋楽結び
の一番になるかもしれない。
結びの一番照ノ富士対隠岐の海戦を前に帰る
お客さんを何人か目にした。この一番に対
する関心度を表しているのか。相撲は、左四
つ、照ノ富士右前みついいところを取った。
隠岐の海が右まきかえにいくが、照ノ富士は
引きつけて寄り切った。四つ相撲で照ノ富士
の攻略は難しい。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/01/220116八日目幕内-1439.jpg)
この日目を見張ったのは豊昇龍対阿炎戦で
あった。豊昇龍の速攻はすばらしかった。
阿炎に何もさせなかった。おじの朝青龍は
スピードと集中で相撲を取った、それで時代
を築いた横綱になった。豊昇龍にその一部が
垣間見えた一番となった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/01/220116八日目幕内-736-e1642336605228.jpg)
宇良が隆の勝相手に流れるように鮮やかな
足取を決めた。意外な展開に観客はあっけに
取られた。宇良がこういう相撲を取った後で
御嶽海戦を迎えたら興味深かったが、残念
ながら初日に対戦済みであった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/01/220116八日目幕内-1278-e1642336624338.jpg)
御嶽海対照ノ富士の直接対決はどういう星で
ぶつかることになるのか。後半戦最大の見所
になる。
蕎麦屋によってから国技館にむかいました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。