大相撲

■初 2日目守備力ますます堅固な照ノ富士

若隆景は照ノ富士に1不戦勝があるだけで、
土俵上で勝ったことはない。若隆景としては
動いて照ノ富士のスキをついて攻めたいとこ
ろである。相撲は、若隆景があたって照ノ
富士の腕をたぐってから右おっつけで攻め
込む。照ノ富士上体がおきかかるが、左から
抱え込んで強烈な小手投げでねじり倒して
しまった。

<照ノ富士ねじり倒すような小手投げで若隆景を退ける>

若隆景はよく攻めたが、照ノ富士は少しも
あわてなかった。照ノ富士を倒そうとあの手
この手でくるが、照ノ富士の守備力はます
ます堅固なものになってきている。ただ、
相手の攻めを受け止めるだけでなく、先手を
取って攻め込む照ノ富士も必要である。

貴景勝は明生を押して出たが、西土俵で体を
かわされ、突き落とされた。痛い1敗をきっ
した。取りこぼしといえば取りこぼしなの
だが、明生には先場所も負けている。今場所
はリベンジのはずがだが、そういかないとこ
ろが貴景勝の貴景勝たるゆえんか。

<またも明生に敗れた貴景勝>

宇良は上位初挑戦である。2日目は大関正代
と対戦した。相撲は、正代出足鋭く宇良の
たぐりをものともせず、一気に出て正面土俵
になだれこんだ。戦い後宇良の足取りがおぼ
つかなく心配したが、足ではなく後頭部を
打ったようである。

<土俵下になだれ込んだ正代と宇良>

御嶽海、隆の勝が大関を目指すが、今場所は
まず2ケタ勝つことである。連続2ケタ勝っ
て初めて大関を狙えるのである。御嶽海2勝、
隆の勝1勝1敗のスタートとなった。
戦いはこれからである。

祝日ですが、初日より観客は少なくなっていました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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