■曙
・優勝した翌場所負け越し42・48例目
曙は横綱の空白期に誕生した史上初の外国人
横綱である。若貴とは同期で出世は先行した。
優勝3回から7回までは曙が先だった。関脇
で初優勝して大関に昇進したが、新大関の
場所は足の小指の骨折で全休するはめになっ
た。しかし、休場明け3場所で横綱昇進を
決定している。

曙の突きは破壊力抜群で、貴乃花も一気に
もっていかれることがあった。そのため貴乃
花は体重増加で対抗することになった。また、
曙最後の優勝となった11回目の優勝の翌場所
は両ひざ悪化で全休している。そしてその
場所限りで引退している。引退直前の1年間
は76勝14敗だった。この引退は師匠東関(元
高見山)との間に亀裂を生んでいる。
■水戸泉
・優勝した前場所負け越し34例目
平成4年七月場所、前頭筆頭の水戸泉が13勝
2敗で初優勝した。横綱空白期であった。
大関に曙、小錦、霧島がいたが、曙は全休
であった。 水戸泉と小錦は同部屋のため対戦
がなかった。そんななか水戸泉は初日から
7連勝した。水戸泉を止めたのは小結貴花田
であった。さらに9日目大関霧島が土をつけ
た。だがこの後水戸泉は白星を連ね、ついに
優勝を達成した。前場所は小結で7勝8敗と
負け越していた。

■若乃花
・優勝した翌場所負け越し43・45例目
3代目若乃花は大関で4回優勝している。
そのうち2回が負け越しがらみの優勝である。
平成7年十一月場所、千秋楽を迎え、横綱
貴乃花、大関若乃花はともに12勝2敗であっ
た。ところが千秋楽はともに敗れ、12勝3敗
で史上初の兄弟優勝決定戦になった。決定戦
は力なく貴乃花が敗れ、若乃花の2回目の
優勝となった。若乃花は翌場所途中休場して
いる。

平成9年一月場所、優勝は横綱曙・貴乃花、
大関若乃花・武蔵丸の争いになった。14日目
1敗曙と全勝若乃花が対戦し、若乃花が勝っ
て3回目の優勝が決まった。貴乃花は2敗、
武蔵丸は3敗していた。千秋楽は武蔵丸が
若乃花に勝って全勝をストップしている。
若乃花は翌場所途中休場している。さらに
その翌場所は公傷休場している。
■千代大海
・優勝した翌場所負け越し46例目
・優勝した前場所負け越し36例目
平成11年一月場所、関脇千代大海の初優勝は
劇的であった。千秋楽を迎え、1敗横綱若乃
花、2敗関脇千代大海であった。千秋楽は
両力士の直接対戦であった。なぜ、横綱と
関脇の直接対決なのか。横綱は曙が全休で
同部屋の貴乃花は大関武蔵丸との対戦であっ
た。もう一人の大関貴ノ浪も同部屋のため、
関脇との対戦となったのである。

千代大海の馬力相撲は脅威であった。地位は
横綱と関脇だが、相撲は千代大海が勝って
優勝決定戦にもつれこんだ。優勝決定戦、
攻めたのは千代大海、若乃花の粘りで物言い
がついて史上初の優勝決定戦の取り直しと
なった。ここでも攻めたのは千代大海。若乃
花が捨て身の逆転にいったがおよばなかった。
千代大海は大関に昇進したが、途中休場して
いる。さらに翌場所は公傷休場している。
千代大海最後の優勝となった3回目の優勝は
2横綱1大関休場のなかで達成された。出場
した横綱朝青龍は10日目までに3敗していた。
大関鶴竜は中盤を終えて4敗だった。千代
大海は前場所公傷休場だった。大関で最も
公傷制度を利用した力士が千代大海だった。
メカと格闘しています。
興味深いテーマをこれからもお届けします。、
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