大相撲

鶴竜の対戦50回以上

2020年8月29日

横綱鶴竜はベテランの域に入り、今度の九月
場所で幕内生活14年になる。もっともこの間
2場所中止になっている。それでも鶴竜の
対戦50回以上を超えた力士は3人いる。その
うち2人は現役である。

なお、この対戦50回以上は優勝決定戦を含ん
でいる。優勝決定戦の成績は、幕内勝利や
通算勝利に数えられることはない。さらに
言えば、優勝決定戦で負けても、連勝はスト
ップされない。これはこれでいい。ただ両
力士の対戦成績だけには、加えてもさしつか
えないのではないだろうか。そういう趣旨で、
ここでは優勝決定戦の対戦成績を含めること
にした。

鶴竜の対戦50回以上の3力士を順に上げると
以下になる。
琴奨菊 30勝22敗(1不戦敗含む)
稀勢の里18勝32敗
白鵬 8勝44敗(優勝決定戦2敗含む)

<琴奨菊と50回目の対戦>

最初に対戦50番を迎えたのは、琴奨菊である。
初対戦は2007年九月場所である。その場所を
含め、いきなり4連敗している。2013年まで
12勝16敗と負け越している。逆転したのは
2015年である。2018年七月場所が対戦50回
(1不戦敗含む)となった。現在7連勝中で
ある。ともに現役だが、琴奨菊が幕内上位
から遠ざかって久しい。

稀勢の里との初対戦は、琴奨菊より、2場所
早い2007年五月場所であった。鶴竜は稀勢の
里に苦戦していて、たえず、負け越していた。
稀勢の里に10勝したときは既に24敗していた。
鶴竜が横綱になっても7勝8敗であった。
50回目の対戦は、稀勢の里が休場がちになっ
たこともあり、2018年九月場所であった。
稀勢の里はこの2場所後に引退した。

<稀勢の里戦最後の勝利 49回目の対戦>

鶴竜が白鵬と初対戦した2007年九月場所の
ときで、白鵬は横綱であった。横綱だから
勝てないのは当然とはいえ、鶴竜は初対戦
から実に20連敗している。鶴竜の白鵬戦初勝
利は2012年一月場所まで待たなければなら
なかった。横綱同士の対戦でも4勝12敗で
大負けしている。対戦50回に達したのは2019
年の三月場所であった。ともに現役だが、
優勝をかけて千秋楽結びの一番での対戦は
あるのだろうか。

<白鵬戦初勝利>

番付の国技館販売はないようです。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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