大相撲

希善龍の苦悩

2018年8月3日

七月場所、栄光は御嶽海に初めて輝いた。
その一方でまたも達成できなかった勝ち越し
に苦しむ十両力士がいた。希善龍である。
成績は6勝9敗だった。希善龍はこれまで
9場所十両に在位しながら、1度も勝ち越せ
ないでいる。さすがに9度という数字になる
となぜ、という思いとともにがんばれ希善龍
と言いたくなってくる。これまで希善龍は
十両でどのような成績を残してきたのか。
それが以下である。
希善龍A
130512初日十両 146
<H25年5月 木村山から新十両初勝利>
希善龍の新十両は平成25年の五月場所である。
前場所幕下で全勝優勝している。つまり希善
龍は約6年かけて十両勝ち越しをかけて、
まだ達成できないでいるわけである。最高位
は十両11枚目である。十両の成績は47勝85敗
3休である。1場所平均5.2勝である。

希善龍が十両で負けている対戦相手は誰か。
今年の七月場所の番付を基に見ていくと、
十両以下で0勝3敗の対戦成績は2人いる。
誉富士と天風である。対戦がもっとも多い
力士は北はり磨の2勝3敗である。目下3連
敗中である。彼らと再び十両で対戦するかは
定かではない。
150915三日目幕下 560
<H28年9月希善龍の土俵入り>

希善龍が十両で最も負けている力士が、七月
場所番付で幕内にいる力士である。

阿炎 2勝1敗
阿武咲  3敗
旭大星  3敗
琴恵光1勝3敗
石浦 1勝2敗
ほか 2勝9敗

希善龍は阿炎に勝ち越している。しかし、
阿武咲・旭大星には3敗している。ほかに
栃ノ心・千代の国・大栄翔・正代・大輝(後
の北勝富士)竜電に1敗している。千代丸に
2敗している。錦木に1勝1敗、佐藤(後の
貴景勝)には1勝している。希善龍が勝ち
越すためには将来幕内に上がる、あるいは
定着できる力士にある程度勝つことが条件に
なってくる。
180717十日目十両 256
<H30年7月 剣翔に敗れ、負け越し>

希善龍は現在33歳である。次回こそ十両の
勝ち越しをつかまないとチャンスと時間は
いつまでもあるわけではない。希善龍の健闘
を祈ってやまない。

熱帯夜が続いています。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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