大相撲

栃ノ心実力評価の変遷

2018年5月9日

五月場所栃ノ心は大関に挑むことになる。
実は横綱・大関と対戦する地位で2ケタ勝っ
たのは3回しかない、と聞いたら意外に思う
だろうか。そこで栃ノ心がこれまで上位で
あげた成績を表にしてみた。それが以下で
ある。
栃ノ心1A
初めて横綱・大関に挑んだのは入幕4場所目
である。このときは横綱・大関に1勝もでき
ずに3勝12敗と惨敗している。2度目、3度
目も大敗している。しかし、大関日馬富士、
千代大海及び琴光喜に勝っている。

初めて勝ち越したのは、上位戦4回目のとき
である。入幕13場所目のことであった。日馬
富士、琴欧洲、琴光喜、魁皇の4大関を倒し、
敢闘賞を受賞した。それでも、この時期は
勝ち越しが少なく、実力的にはまだまだ上位
に通用していなかった。
100513五日目幕内 542平成225月魁皇
<H22年5月魁皇を攻める栃ノ心(左)>

平成25年七月場所、栃ノ心を襲ったのが膝の
ケガであった。そのため休場続きで幕下下位
まで番付を落とした。そこから栃ノ心は驚異
の復活を果たした。連続4場所優勝して幕内
に復帰してしまったのであった。復帰後の
上位戦が下記の表である。
栃ノ心2A
明らかに勝ち越しが増加して、上位に通用
するようになってきた。4場所連続上位勝ち
越しがある。同時に三役の地位も増えてきて
いる。この時期わずかながら横綱戦の勝利も
あげてきた。どん底から蘇った栃ノ心は地力
をひときわアップして戻ってきた。
150315八日目幕内 925平成27 3月日馬
<H27年3月 横綱日馬富士を倒した栃ノ心>

栃ノ心の力士人生で誰もが予想できなかった
のが、平成30年一月場所の初優勝であった。
この場所の栃ノ心は力強さと自信がみなぎっ
ていた。栃ノ心の実力が一段とアップした
時期といえる。栃ノ心は現在30歳である。
まさに30にして立つ、を地でいっている。
さらに上を目指すというのだから、まさに
思いがけない展開になってきている。
180128千秋楽表彰 041
 <H30年1月 初優勝した栃ノ心>

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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