★相撲人気は相変わらずの過熱で、15日間
満員御礼となった。
どんな不祥事も人気に影響は出ていない。
異質の人気といえる。以前はスーパースター
でもっていたが、今は個々の思い入れの力士
や楽しみ方の幅が広がっている。
でもっていたが、今は個々の思い入れの力士
や楽しみ方の幅が広がっている。
★今場所も十両以上8人と多くの休場者を
だした。
休場者数はいっこうに止まらない。体重が
重すぎる。体重が重いのは破壊力や押され
ない利点がある反面、膝、足に負担がかかる。
現代は膝の故障者がかなり目立つ傾向にある。
175キロ以上は稀勢の里、高安、栃ノ心、逸
ノ城、千代大龍、宝富士、琴奨菊はじめ幕内
に13人いる。
★一人出場の横綱、鶴竜が4回目の優勝を
飾った。
鶴竜は必ずしも万全でなかったが、先場所の
ように連敗することなく、横綱の責任を果た
した。しかし、2大関は優勝争いに加われず、
盛り上がりに欠けた。
★連続12勝をあげた高安を来場所は横綱を
ねらう場所になるという見方をする方がいる
が。
横綱は品格力量抜群の力士がなるもので、
横綱は品格力量抜群の力士がなるもので、
高安の力量のどこが抜群だというのだろう
か。安易な横綱づくりはいただけない。それ
は横審・協会にもいえる。過去に弱い横綱を
か。安易な横綱づくりはいただけない。それ
は横審・協会にもいえる。過去に弱い横綱を
誕生させた反省を聞いたことがない。
★栃ノ心は10勝をあげ、来場所は大関をねら
うということになるが。
年6場所制で、わずか3場所で決めては一時
の勢いだけで決まってしまう。横綱も大関も
5場所くらい見たほうがいい。それと今の
大関陥落規定、2場所連続負け越しは生ぬる
い。3場所連続10勝未満、あるいは3場所
合計30勝未満のほうが大関陥落規定にふさわ
しい。弱い大関はいらない。
★三賞について。
優勝鶴竜を倒した栃ノ心が殊勲賞、12勝を
あげた魁聖が敢闘賞、新三役濃厚な遠藤が
技能賞と妥当な人選だった。その反面若手の
貴景勝は頭打ちで、阿武咲は全休とさらに
後退した。千代丸が大関初挑戦で2勝した
のはすばらしい。
★十両では貴ノ岩、炎鵬、照ノ富士が注目
された。
久々に十両に熱い視線が向けられた。貴ノ岩
は稽古十分ではないなか、よく勝ち越した。
炎鵬は昇進が早すぎた。まだ十両の実力は
ない。照ノ富士の全盛期を知る者にとって
6勝はあまりにも寂しすぎる。
★場所の採点は。
68点。
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