大相撲

■初12日目 暴行は相撲界の体質

2018年1月25日

180125十二日目幕内 661
<鶴竜、遠藤に敗れて2敗>

鶴竜が遠藤を相手にまさかの連敗。こうまで

弱々しい姿を露呈しては、優勝は遠のく一方
である。10日目までの完璧な相撲がまったく
失われてしまった。10勝して安堵感がでた
のだろうか。それともどこか負傷している
のかと思うほど、格差の大きい取り口である。

栃ノ心は関脇玉鷲を退けて1敗を守った。
鶴竜は追う立場になった。だが、優勝とは
別に、鶴竜は横綱である。横綱なら土俵を
締める責任がある。残り3日間に横綱鶴竜の
存在価値が試される。
180125十二日目幕内 598
<栃ノ心、玉鷲を退け1敗を守る>

止まらない不祥事。平成16年春日野(元栃乃
和歌)部屋で兄弟子が弟弟子に入院するほど
の暴行を働いていたのである。被害者に障害
を残すほど力士の力で傷害をくわえたので
ある。刑事事件として兄弟子には有罪判決が
確定しているという。

春日野親方がいつどのように協会に報告した
かははっきりしない。はっきりしているのは、
今日まで公になることはいっさいなかった
ことである。暴力はもはや相撲界の体質で
ある。兄弟子は無理へんにげんこつと書く。
一枚違えば家来同然、一段違えば虫けら同然
と言われてきたのが、相撲界である。指導、
教育、躾の名の元に暴力をふるう。力士の
力でやられてはたまったものではない。

体質だから、力士を集めて訓話をしたくらい
ではなくならない。それにしても春日野親方
自身がゴルフクラブで弟子を暴行したことが
あるのだから話にならない。親方の行動が
弟子に影響を与えたのではと、かんぐって
しまう。
070520幕下以下 060
<犠牲になった時太山>

かつて時津風部屋でおきた師匠、兄弟子に
よる新弟子暴行死事件が、何一つ生かされて
いない。人の命の重さも、のどもと過ぎれば
熱さを忘れるかのごとく、再び繰り返される。
だから暴行は相撲界の体質なのである。暴力
をふるった者は即刻破門にするくらいの厳し
い措置を規定しない限りなくならない。親方
も例外ではない。

鶴竜弁当を食べました。
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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