大相撲

■初10日目 栃ノ心の底力

2018年1月23日

中盤戦を終え、展開は変わってきた。万全の
取り口の鶴竜。急速に勢いを失い3連敗と
なった御嶽海。力強い相撲で1敗を守った
栃ノ心となった。ただ、鶴竜対栃ノ心戦は
済んでいるのだから、いささか盛り上がりに
欠ける展開である。

それにしても今場所の栃ノ心は思いもよら
ない活躍である。左上手を取ったら力強い
相撲をみせる。現代失われつつある、うっ
ちゃりと吊り出しのうち、御嶽海戦では久々
に吊り出しで勝った。
140928千秋楽十両幕下以下 818
<H26年9月 十両で全勝優勝した栃ノ心>

その栃ノ心にもピンチのときがあった。平成
25年、七月場所に膝を大ケガして、その場所
途中休場した。だが、それだけで済まなかっ
た。十両に陥落しても2場所全休で、幕下に
まで落ちた。幕下も全休して、地位は幕下
55枚目まで降下した。幕内力士があっという
間に幕下下位まで転落したのである。

しかし、栃ノ心の底力はそこから発揮された。
幕下連続優勝で十両に復帰した。さらに十両
で連続優勝して、わずか4場所で幕内にカム
バックしたのである。元小結とはいえ、4場
所連続優勝しての再入幕は鮮やか過ぎた。
140920七日目I南門 07
<再十両時代の栃ノ心>

どん底からの復活は栃ノ心をひとまわりも
ふたまわりも大きく成長させた。そして今の
栃ノ心がいるのである。

雪道を一歩一歩、歩きました。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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