大相撲

傾聴に値する全年寄による理事長選挙

2018年1月5日

これまで筆者は理事選挙において、自由立候
補、自由投票を提案してきた。しかし、これ
が実現するのはいつの日になるか。まず、
協会が自主的にやるとは考えにくい。おそら
くお上の指導が入らない限り、実現しないと
思われる。自由立候補、自由投票はある意味、
長年相撲界を見続けてきた発想だったかも
しれない。
140511初日協会挨拶」ロング 001
<北の湖前理事長>

ところがまったく違う発想をする方がいた。
「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテー
ター玉川氏である。玉川氏は親方全員で理事
長を選び、理事長が理事を指名するという
のである。これまで理事長は理事によって
決められていた。前回八角(元北勝海)を
推す理事は6人、貴乃花を推す理事は2人で
あった。しかし、これを全年寄りで選ぶので
ある。

内閣総理大臣が内閣を組閣するように選ばれ
た理事長は、理事を指名するというのである。
これは傾聴に値する案である。協会運営力が
ある者、弟子育成力がある者、相撲哲学・
理念をもつ者、アイデアマンなど有用な人材
で理事を構成すれば、なるほど今まで以上に
仕事ができる理事が誕生するかもしれない。
これなら一門の談合的理事選挙は事実上なく
なる。
20120428高砂一門感謝祭 1023
<八角(元北勝海)理事長>

一門は本家、分家の系統を中心とした他系統
との連合体で、一門のボス的存在を理事に
するためのシステムである。けして同じ考え
方同士の集合体ではない。そのため、現状は
必ずしも適材適所になるとは限らない。仕事
で実績が残せない場合は、選挙で理事長を
交代することも可能である。だから理事指名
はいい加減にはできない。

現状の理事候補選挙は、延々と続いている
一門のボスを談合的に選ぶシステムである。
これよりは全年寄による理事長選挙のほうが、
はるかに革新的だと思うのだが、いかがだ
ろうか。

やや大きめの絵画を福岡に送りました。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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