理事は一門のボス的存在で、ボスへの忠誠心
によって成り立つものであってはいけない。
ファンあっての大相撲なら、協会は民主的
組織でなければならない。理事に立候補する
方は、何をしたくて理事に立候補するのか。
それを明確にしていただきたい。
この場合、土俵の充実とか、真摯に相撲道に
向き合う大相撲界といったアドバルーンで
あってはならない。お題目をいくら言った
ところで実現はしない。必要なのは具体策で
ある。政治家が国民生活の向上をはかる。
と言ったところで、それを実現するために
何に取り組み、具体的にどう実現するのか
まで聞かなくては、投票できなのと同じで
ある。
人気爆発の大相撲だが、問題は抱えている。
<新弟子>
今の巡業では充実した稽古は難しい。稽古の
質と量を阻むのは、大人数と制約時間及び
巡業地から巡業地までの移動に時間をとら
れることである。夏の暑い中、東京で巡業を
やるのも考えものである。うっちゃりと吊り
出しが消えかかっているのが、今の大相撲で
ある。
入門者を増やすにはどうしたらいいか。相撲
は他のプロ競技と比較して本当に魅力的か。
一昔前に比べてファンサービスは向上した。
和装の日のプレゼント、福袋の進呈、お姫様
だっこ、親方との撮影など様々な企画を打ち
出してきた。その反面自由席通し券の廃止や
アナログでしかチケットを購入できない方を
隅においやっている。
理事立候補者は、具体的に何をやるために
立候補するのか。具体策を明らかにした上で
投票するのである。当然自由立候補、自由
投票である。これだけではまだ半分である。
理事になった者は、理事任期後に成果はどう
だったのか、総括することである。これなく
して開かれた組織はありえない。
寒風が強い日でした。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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