大相撲

千秋楽 本割・優勝決定戦連勝しての優勝3

2017年4月5日

第4号は大乃国である。北勝海と大乃国は
ともに北海道出身。横綱に昇進した時期も
近かった。北勝海が2場所早い。大乃国は
新横綱の場所を8勝7敗、翌場所肝臓機能
障害などで途中休場した。横綱として窮地で
あった。3場所目の昭和63年三月場所大乃国
は2日目栃司、3日目板井に負けて2敗スタ
ートと早くも暗雲が漂った。
大乃国康(北海道)
<大乃国>
 
しかし、大乃国はここから奮闘した。連戦
戦勝で千秋楽を迎えた。千秋楽は同郷の横綱
北勝海戦であった。北勝海は9日目花の湖に
負けただけの1敗であった。がちんこ大乃国
は千秋楽本割、優勝決定戦と北勝海を退け、
連勝して横綱初優勝を飾った。それは同時に
横綱最後の優勝でもあった。平成になって
当時聞きなれない睡眠時無呼吸症候群で力が
はいらなくなり、横綱としては大成しなかっ
た。

第5号は旭富士である。平成3年五月場所、
旭富士は横綱5場所目であった。まあまあ
好成績は続けていたが、横綱優勝はまだなか
った。大関小錦は平成元年の十一月場所よう
やく念願の初優勝し、2度目の優勝のチャン
スがめぐってきた。なお、千代の富士が引退
した場所であった。北勝海と大乃国は全休で
あった。
旭富士正也(青森)2
<旭富士>
 
旭富士は5日目安芸ノ島に敗れたものの、その
後順調に白星を重ね13勝1敗で千秋楽を迎え
た。一方の小錦は初日から14連勝と快調で
あった。千秋楽旭富士と小錦は対戦した。
こうしたケースでは本割で追いかけるほうが
勝ち、優勝決定戦で追いつかれたほうが勝つ、
というパターンが目立っていた。しかし、
旭富士は横綱初優勝へむけ勝ちにいった。
2番とも小錦に食い下がって、力を封じた。
完勝であった。

優勝を逃した小錦は大泣きしたという。旭富
士にとって、これが最後の優勝となった。
すい臓が悪かったことで、4場所後に引退
した。

ようやく暖かくなりそうです。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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よしなに
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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