「九重部屋、それは時代に翻弄された部屋」
は、その経緯を字数の関係で、かなりはしょ
っている。もっと詳しく知りたい方のために、
出羽海の系統をご覧いただきたい。
出羽海の系統で一番書きたかったことは破門
独立した九重部屋がその直後の場所で大関北
の富士が初優勝、十両松前山とダブル優勝し
たことである。こんな劇的なことがあろうか。
どんな脚本家も漫画家もけして描けない展開
であった。
相撲はドラマだ。土俵は人生の縮図。これを
まざまざと感じさせてくれた瞬間であった。
出羽海の系統では最初に部屋の系統を掲載し
た。だが、今はさらに時間が経過しているた
め、改訂版を改めて掲載してみる。