大相撲

■夏7日目 横綱昇進責任制度

2016年5月14日

横綱鶴竜が琴勇輝の突き押しに防戦一方に追い込まれ、
土俵を回りながら後退するも、反撃の暇なく、土俵を割っ
た。これで早くも2敗目である。どうも鶴竜は離れて取る
パワー相撲にひ弱さを感じる。うまさはあっても圧倒的
パワーに太刀打ちできない。鶴竜は初優勝で横綱に
昇進した。横綱の成績は9勝、11勝、11勝、12勝、10勝、
0勝、全休、12勝、12勝優勝、9勝、10勝、10勝と横綱
在位12場所で優勝わずか1回、勝率6割8分5厘、1場
所平均10、4勝に過ぎない。
160514七日目幕内 511
<琴勇輝の猛攻に後退する鶴竜>
 
思いおこせば、優勝経験1度で横綱に昇進した力士は古
くは武蔵山、安芸ノ海、前田山、そして鏡里、吉葉山、最
近では大乃国といずれも弱い横綱だった。横綱としては
物足りなかった柏戸も優勝経験1回で横綱に昇進した。
1回優勝経験だけで強豪横綱になった例外もある。羽黒
山である。

今、稀勢の里が優勝すれば、横綱昇進のムードが出てい
るが、果たして大丈夫なのだろうか。横綱の責任を果たせ
るのだろうか。歴史をふり返ると、優勝経験1回で横綱に
昇進した力士は弱い横綱が圧倒的に多いのである。

160514七日目幕内 539
<琴勇輝の強烈な攻めに土俵際へ詰まる>

横綱は横綱審議委員会が推薦し、協会が最終的に判断し

て決定する。そこでこの2つの機関が横綱にした判断が
適切か否か通信簿をつけてはどうだろうか。横綱としての
優勝回数、勝率などを基準にして、大横綱・強豪横綱はA、
物足りない横綱はB、弱い横綱はCとするのである。

今まで横綱に上げるだけ上げて、上げた判断の評価はな
にもなかった。それではいけない。過去、安易に上げた
反省から、いまこそ上げた側の責任が問われている。

五月場所中盤戦に突入!
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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