大相撲

大関交代制

2015年2月17日

大関、家賃高し大相撲。大関の不振は今に始まったこと
ではないが、今の制度のままで本当にいいのだろうか。
会社の取締役が給料に見合う働きをしなかったらどう
なるかいうまでもあるまい。何より優勝争いができない。
せめて3場所に1回は優勝争いができなくては存在価値は
ない。
150119九日目幕内別角 1038
<稀勢の里>
 
どのみち、期待できないならいっそうのこと大関を交代制
にしたらどうだろうか。直近3場所で成績のよかった力士
2名が大関になるのである。もちろん上位とあたる地位が
条件。当然30勝未満で大関につくこともありえる。大関は
横綱と違い適格者がいなければ欠いてもかまわないとは
いかない。交代制だから通常の昇進とは異なり、当然
昇進にともなう伝達式は行わない。

大関交代制をあてはめてみると
2013年九月場所から2014年一月場所
鶴竜 32勝
稀勢の里31勝

2013年十一月場所から2014年三月場所
鶴竜 37勝
鶴竜は横綱昇進だから
稀勢の里 29勝
豪栄道 28勝

2014年一月場所から五月場所
栃煌山 30勝
稀勢の里29勝

2014年三月場所から七月場所
豪栄道 32勝
稀勢の里31勝

2014年五月場所から九月場所
稀勢の里31勝

豪栄道 28勝

2014年七月場所から十一月場所
稀勢の里29勝
琴奨菊 27勝

2014年九月場所から2015年一月場所
稀勢の里31勝
逸ノ城 27勝
150116六日目幕内別角 866
<琴奨菊>
 
これをみると稀勢の里はまんべんなく出てくる。大関
交代制では琴奨菊が大関でいられるのは1場所のみで
ある。中には直前の場所で負け越しても大関というケース
が出てくる。横綱の昇進基準を品格力量抜群だけにすれば
そうしたケースはなくなる。それでも大関交代制はまだ
甘いという好角家の声が聞きこえてくる。   

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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