幕下・十両で4場所連続優勝して幕内に復帰した栃ノ心。
幕内でも11勝4敗で敢闘賞を受賞した。4度目の敢闘賞で
ある。過去の敢闘賞で幕内上位で敢闘賞を受賞したのは
2度目のときで2010年五月場所のことである。
魁皇と大関4連勝を達成した。負けた4人は大関の力量に
疑問符がつくとはいえ、三役定着の力はあった。若手の
ホープ栃ノ心が突破力を発揮した場所であった。
栃ノ心といえば10場所で十両に昇進し、十両2場所で入幕
したスピード出世力士だ。右上手を取ると相撲力を発揮
する。前頭上位はこれまで、3度あるが、いずれも負け越し。
この場所勝ち越して、翌場所小結に昇進した。当時の
栃ノ心の実力を以下と見ていた。(関脇以下限定)
1.稀勢の里
2.豊ノ島
3.鶴竜
4.琴奨菊
5.安美錦
6.豪栄道
7.栃煌山
8.栃ノ心
9.豊真将
栃ノ心を8位としている。
攻め切って勝利した。以前の幕内在位のときより明らかに
力強さが出ている。再び三役を狙える力を見せてきた。
一月場所は幕内上位に進出する。横綱・大関戦でどんな
相撲を取るか、楽しみである。