福岡の日中は暖かくて過ごしやすい。しかし、10日目の
注目取組、日馬富士対稀勢の里戦はお寒い限りであった。
稀勢の里はまるで気が抜けたような負け方だった。立ち
合いが合わなかったようには見えなかった。本人は負けて
首をかしげていたが、首をかしげたくなるのは観客のほう
である。
夢のまた夢である。今度こそ優勝してくれと叫び続け
られながらついに1度も優勝できなかった豊山(前名
内田)。彼はここ一番に弱かったことと大鵬からみれば
豊山の相撲はスキだらけだった。最高位が大関の力士は
大ノ里以降では46人いる。そのうち優勝がなかったのは
現役を含め20人いる。
あげていない大関が目立つということは大関が三役定着
くらいの存在でしかない。稀勢の里はそこそこの成績は
残すが決め手に欠ける。もしかしたら優勝なしで終わる
可能性がありえる。
【福岡発】11月6日「十一月場所の人気」に福岡国際
センターの自由席のことを書いたが、今回再確認してきた。
自由席は424。昨年からカメラマン席としても向こう正面の
イス席設定されたのはイス席Bで、28観客席が減ったことに
なる。ほかにも以前からカメラマン席として利用されている
席がある。福岡国際センターが満員札止めでも7000人に
満たないのはこの辺に原因がある。