大相撲

春の注目力士 スピード出世の大砂嵐

2014年3月7日

「夢は横綱」と語る大砂嵐。こんな言葉は若ノ鵬以来
聞いたことがない。大いなる志と目標、相撲への
意欲は大変なものがある。大砂嵐は三月場所、どこ
までやるか。ともすれば遠藤の陰に隠れがちだが
明日のホープには違いない。

大砂嵐は幕下以下7場所を42勝6敗1休○35、十両
2場所を20勝10敗で入幕した。同じスピード出世の
常幸龍と比較してみよう。幕下以下は5場所で32勝
3敗○29、十両3場所29勝16敗で入幕。スピード
出世は常幸龍が上だが、常幸龍は入幕後、足踏みが
続いている。

大砂嵐は入幕3場所目だが、新入幕は負け越している。
まだ、相撲を覚えていなく、力任せの面が目立った。
入幕2場所目は修正してきて9勝した。立会いは
圧倒的に突きが多くなり、右四つになっての引き
付けが強力になった。また、かち上げで突進型の
力士を封じた。里山戦ではもぐられたが、がまん
して勝つ体勢をつくっていった。攻めが鋭く、我慢
して勝つようになった。反面、臥牙丸に馬力負け、
栃乃若に不要なかち上げで中に入られ、寄り切ら
れるなど課題も見えた。

負けて覚える相撲かな。大砂嵐は三月場所、まず
一月場所で負けた相手にリベンジすることである。
プラス一月場所以上の技能の進歩をみせていただき
たい。
<写真は一月場所の里山戦>
140114三日目幕内 102大砂嵐

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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