大相撲

■初日 稀勢の里の1敗を分析する

2014年1月13日

大関稀勢の里が要注意の豊ノ島にいいところなく
敗れた。立会いのあたりはなく、豊ノ島にあっさり
双差しをゆるしての敗退だった。しかし、もっと
大きな敗因がある。それは周辺からわきあがる横綱
昇進という声を意識して力を発揮できなかしたこと
である。

「2014年はどうなる 下がっている横綱昇進条件」の
中でも書いたが、横綱は力量が抜群でなければ
ならない。1850(昭和25)年横綱格下げ論が検討
された時、世論は反対した。その中に「横綱は
チャンピオンではない。チャンピオン同様の成績を
何度もあげて初めてなれるのだ」という声があった。
双葉山に傾倒し、相撲を見る規準を双葉山においた
小坂秀二氏は「横綱昇進は最低でもときの最強者で
あること」と進言していた。

稀勢の里が横綱にふさわしい力士になるのは時間が
必要である。今後の稀勢の里はどうするべきか。まず、
今場所に限らず常に優勝を争いをすること、これを
目標にする。その上で自分の相撲を取ること,
みがくことを稽古から心がけていただきたい。
140112初日幕内 986k稀勢の里●

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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