藤凌駕こと五島(ごしま)は9歳で相撲を始めた相撲少年である。
出身地の愛知県春日井市の相撲クラブに通った。中学では相撲のた
め和歌山県の中学に転校している。高校も和歌山県で大学は拓殖大
に進学した。大学時代は選抜宇佐大会、実業団対抗和歌山大会、東
日本学生選手権、金沢大会の4つを制した。

卒業後は元武双山の藤島部屋に入門した。五島の馬力ある押し相撲
にみがきをかけるために、現役時代に突き押しで活躍した藤島親方
の指導が最適と判断したのが理由だった。全国学生個人3位及び全
日本3位などが認められ、五島の本名で幕下付け出しデビューした。

最初6勝1敗でスタートした。1敗は元関取の川副であった。幕下
は4場所で通過した。成績は22勝6敗であった。幕下では聖白鵬
(現寿之富士)、朝乃山、北の若、旭海雄と対戦している。聖白鵬
と旭海雄に勝っている。
新十両から藤凌駕に改名した。凌駕とは、他をしのいでその上に出
ること、または他のものを圧倒的に超えて優れている状態を意味す
る。昭和48年三月場所、凌駕という力士が1場所だけ入幕している。
立浪部屋であった。

新十両の場所、藤凌駕の快進撃が続いた。初日から8連勝、最終的
に13勝2敗で優勝した。2敗は白鷹山と朝乃山だった。近年では尊
富士、草野(現義ノ富士)が新十両優勝を成し遂げている。十両2
場所目、十両3枚目9勝6敗で見事入幕を決めた。
藤凌駕 愛知県出身 藤島部屋
180センチ 183キロ 押し 22歳