旭富士
旭富士は好成績が多かった。14勝が5回、13勝が3回、12勝が6回
である。このうち優勝に結びついたのは14勝の4回だけである。優
勝運に恵まれなかった力士である。初優勝と2回目の優勝が12場所
あいた。

琴錦
F1相撲といわれたほどのスピード相撲を取った2代目である。出足
にうまさが加わり、大関の可能性はあった。最高位関脇だが通算21
場所務めた。優勝は2回ある。ともに平幕優勝であった。初優勝は
平成3年九月場所であった。2回目の優勝はなんと平成10年の十一
月場所だった。この間48場所経過していた。これが優勝記録間隔最
長記録となっている。

武蔵丸
武蔵丸は大関在位32場所の記録がある。最初の優勝は大関3場所目
で全勝優勝している。このとき若乃花は14勝1敗で優勝を逃してい
る。次は11勝4敗で1位だった。土俵の目撃者では11勝4敗は優勝
にあたいしないとみなしている。本当の優勝は大関24場所目で実質
20場所あいた。

曙
曙は3連覇があり、頻繁に優勝していたイメージがあるかもしれな
い。実際優勝は11回あるが、優勝間隔12場所と18場所の記録がある。
間隔12場所は途中休場3場所と全休1場所がある。間隔18場所は全
休5場所、途中休場1場所、1ケタ勝利1場所を含んでいる。記録
は必然だった。

貴乃花
優勝22回を誇る貴乃花だが、優勝達成で生みの苦しみの時期があっ
た。優勝20回目から21回目で13場所あいた。主な内訳は全休2場所、
途中休場3場所、1ケタ勝利2場所と不調期であった。優勝24回目
の北の湖にも13場所優勝間隔記録がある。優勝20回以上でも難しい
時期はある。
