今年最終場所の番付が発表された。幕内4場所連続11勝の安青錦が
東関脇に昇進した。大関への足掛かりをつかむか。高安が7勝8敗
と負け越しながら東小結から西小結に留まった。該当者がいないな
らともかく、あまり変な前例はつくっていただきたくない。


草野が義ノ富士に改名した。草野は白鵬の弟子だったのだから富士
にこだわらないほうがよかった。上位に休場がでなければ横綱・大
関との対戦圏内は東5枚目の義ノ富士までである。義ノ富士は初の
横綱・大関戦に挑むことになる。

幕内中位では該当する者が少なく大幅アップ、小幅ダウンが目につ
いた。一山本は4勝11敗で2枚半ダウン、翔猿は9勝6敗で5枚半
アップしている。幕内中位以下の7力士は7勝8敗で現状維持とな
った。かなりの人数である。例外は阿武剋で半枚下がった。新入幕
は欧勝海である。
十両では藤星雲・朝白龍・三田が上位に上がってきた。幕内が狙え
る。朝乃山は西4枚目まで戻して来た。新十両は長村改め日向丸
(ひむかまる)と五島改め藤凌駕である。元幕内は15人と半分を少
し超えた。

前場所十両で全休した遠藤は幕下東3枚目まで下がった。幕下4枚
目以上で7力士が元関取である。新鮮味に欠ける反面関取復帰に懸
命であるともいえる。人気者炎鵬は幕下西17枚目に位置した。幕下
120人中24人が元関取であった。
初日は11月8日である。