琴勝峰と琴栄峰は兄弟|約4歳違いの弟・琴栄峰の出世街道と2人の本名・四股名

琴勝峰(ことしょうほう)と琴栄峰(ことえいほう)は兄弟で、琴栄峰が弟。相撲記者の田口 通廣は、琴栄峰を「琴勝峰の約4歳違いの弟である」と書いている。日本相撲協会の力士プロフィールでは2人とも千葉県柏市出身の佐渡ヶ嶽部屋の力士で、本名の姓は同じ手計、入門したときの四股名はどちらも琴手計だった。

※本名・生年月日・四股名の履歴・番付は協会の力士プロフィール(2026年9月27日確認)、兄弟の続柄と歩みは田口 通廣の記事による。兄の四股名は琴勝峰で、「しょう」の字は勝。佐渡ヶ嶽部屋の所属力士15人に、琴翔峰という四股名はない(協会の相撲部屋紹介)。

目次

琴勝峰と琴栄峰|兄弟の本名・生年月日・四股名を並べる

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兄 琴勝峰弟 琴栄峰
読みことしょうほうことえいほう
本名手計 富士紀手計 太希
生年月日1999年8月26日2003年7月8日
出身地千葉県柏市千葉県柏市
しこ名履歴琴手計 → 琴勝峰琴手計 → 琴栄峰
初土俵2017年十一月場所2022年一月場所
新十両
(改名した場所)
2019年十一月場所2024年十一月場所
新入幕2020年七月場所2025年七月場所
最高位関脇前頭筆頭
2026年
九月場所
東前頭筆頭西前頭筆頭
出典=日本相撲協会「力士プロフィール」(琴勝峰・琴栄峰、2026年9月27日確認)。生年月日と場所の年は西暦に直した。

2人とも、新十両の場所で琴手計から改名している。兄の琴勝峰は2019年十一月場所、弟の琴栄峰は2024年十一月場所だった(協会の星取表)。いまの関取で四股名を変えたことがある力士は「力士の改名・旧四股名 一覧」にまとめた。

兄弟は2026年九月場所で、そろって前頭筆頭に並んだ(東が琴勝峰、西が琴栄峰)。部屋の力士は「佐渡ヶ嶽部屋の力士一覧」にある。

弟・琴栄峰の出世街道|柏の少年相撲団から埼玉栄、佐渡ヶ嶽部屋へ

高々と足があがる四股で館内をわかせる琴栄峰は、5歳で相撲を始めた(協会の力士アンケートの答えは6歳)。地元・柏市の少年相撲団からで、中学は大宮だが、埼玉栄高校相撲部の寮から通学し、高校は名門の埼玉栄高校へ進んだ。

卒業前に佐渡ヶ嶽(元琴ノ若)部屋に入門し、令和4年一月場所に前相撲を取った。四股名は琴手計で、序ノ口・序二段で連続優勝した。翌場所はコロナウイルスによる部屋ごとの休場が多発し、佐渡ヶ嶽部屋もその中に入って7番相撲が取れなかった。

三段目を2場所要して幕下入りした。

序二段時代
序二段時代

最初の幕下は5勝2敗とまずまずの成績だった。翌年の令和5年は23勝19敗で、2度負け越した。田口は、この年に獅司、千代丸と対戦して負けていると書いている。

協会の星取表では、令和5年の獅司戦は一月場所の黒星で、千代丸との対戦は令和5年には無く、令和6年に当たっている(下)。

令和6年は幕下8枚目からのスタートで、8枚目→6枚目→2枚目と番付を上げた。だがここで2勝5敗と幕下8枚目まで後退し、その場所4勝3敗で幕下5枚目に戻した。

ここで5勝2敗をあげ、十両入りを決めた。田口によると、令和6年は阿武剋に2敗、若碇・安青錦に1勝、伯桜鵬・千代丸に1敗している。

協会の星取表では、若碇・安青錦には幕下の九月場所で勝ち、十両の十一月場所では負けている。千代丸には幕下で2敗(五月場所・九月場所)、十両の十一月場所で1勝だった。

幕下時代
幕下時代

新十両で琴栄峰に改名、3場所目の11勝で入幕

令和6年十一月場所の新十両から琴栄峰に改名した。この場所は7勝8敗と惜しくも負け越し、令和7年一月場所は10勝5敗と盛り返した。だが、三月場所はまたも7勝8敗だった。

新十両
新十両

ここまでの3場所は、すべて14日目・千秋楽に負けている。ふんばりどころで負けている、と田口は書いている。

幸運だったのは、三月場所が7勝8敗ながら番付が下がらなかったことだ。田口は「現状維持の西8枚目であった」と書いているが、協会の星取表では三月場所・五月場所とも西十両七枚目になっている。

実は新十両の場所でも、7勝8敗ながら番付は現状維持だった(協会の星取表では、新十両の十一月場所と翌一月場所がどちらも西十両十三枚目)。

五月場所は2度目の幸運で、ここで11勝4敗の好成績をあげた。今度は14日目・千秋楽をしっかり連勝し、この成績と下がらなかった地位が入幕の決め手になった(田口)。

入幕当時の琴栄峰は、千葉県出身、佐渡ヶ嶽(琴ノ若)部屋、184センチ・140キロ、右四つ寄りの21歳だった(田口)。協会の表示では、新入幕は2025年七月場所、最高位は前頭筆頭。

兄・琴勝峰|少年時代は琴ノ若(いまの琴櫻)と同じチーム

兄の琴勝峰(田口 通廣撮影)
兄の琴勝峰。写真:田口 通廣(撮影)。田口が「琴勝峰の変遷」(2025年9月12日)に「新入幕」として載せた1枚

兄の琴勝峰について、田口は「琴勝峰の出世街道」(2020年4月28日)で、「琴ノ若と同じチームにいた関係から、当時現役だった琴ノ若父から様々な声を掛けられることがあった」と書いている。ここでいう琴ノ若は、協会のしこ名履歴が「琴鎌谷 → 琴ノ若 → 琴櫻」の大関琴櫻である。

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琴勝峰も琴手計の四股名で土俵に上がり、十両で琴勝峰と改名した(田口)。幕内優勝は2025年七月場所の1回で、田口は千秋楽を「◆25名古屋千秋楽 一瞬の勝負で琴勝峰が初優勝」に書いている。最高位は関脇(協会の力士プロフィール・2026年9月27日確認)。

新入幕からの歩みは、田口の「琴勝峰の変遷」にまとめられている。

琴勝峰と琴栄峰の兄弟についてよくある質問

Q. 琴勝峰と琴栄峰は兄弟?
A. 兄弟です。田口は琴栄峰を「琴勝峰の約4歳違いの弟である」と書いています。協会の力士プロフィールでは、2人とも千葉県柏市出身で、本名の姓は手計です。

Q. 琴勝峰と琴栄峰は何歳違う?
A. 協会の生年月日では、兄の琴勝峰が1999年8月26日、弟の琴栄峰が2003年7月8日の生まれです。田口は約4歳違いと書いています。

Q. 2人の本名は?
A. 琴勝峰が手計 富士紀、琴栄峰が手計 太希です(協会の力士プロフィール)。

Q. 琴手計という四股名は?
A. 2人とも入門したときの四股名です。兄は2019年十一月場所、弟は2024年十一月場所の新十両で改名しました(協会)。

Q. 琴翔峰という力士はいる?
A. 兄の四股名は琴勝峰(ことしょうほう)で、「しょう」の字は勝です。協会の相撲部屋紹介で佐渡ヶ嶽部屋の所属力士15人を見ても、琴翔峰という四股名はありません(2026年9月27日確認)。

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この記事を書いた人

少年漫画雑誌、日経関連の編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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