全勝金峰山を止められるか阿炎。役力士として止め役となった。金
峰山は動けていて油断できない。勝負は立ち合い一瞬で決まった。
阿炎突き起こすと金峰山はばったり手をついた。決まり手は突き落
としであった。阿炎はしてやったりで結果を残した。
1敗千代翔馬は6連勝中の霧島と対戦した。動きながらの突き合い
となった。霧島機をみて引き落とした。千代翔馬は土俵にころがっ
た。実力通りの勝負結果になった。
2敗王鵬が前半最後に登場した。幕内は19番しかなく、やむを得な
い面はあるが違和感があった。なにしろ王鵬は大関戦1勝2敗、関
脇・小結戦4勝である。対戦相手は3敗玉鷲である。突き合いで始
まり、右四つ。王鵬が一気に寄った。
3敗同士の豊昇龍対大栄翔戦が組まれた。大栄翔が果敢に出ていく
が、豊昇龍踏み込んで上手出し投げで決めた。豊昇龍は連敗をよう
やく止めた。これにほっとすることなく、戦う姿勢で臨んでいただ
きたい。
10日目を終えて1敗金峰山、2敗王鵬・千代翔馬・尊富士となった。
この4人で対戦が済んでいるのは金峰山対尊富士のみである。11日
目は大の里対金峰山、豊昇龍対千代翔馬、大栄翔対尊富士が実現す
る。11日目からいよいよ終盤戦に入る。生き残るのは誰か。展開に
よっては3敗組も浮上する。