七月場所のチケットはとうに完売になっていた。売
れ行きからみて完売は時間の問題だった。期待の新
鋭大の里が優勝したことが大きい。大相撲の面白さ
は新入幕尊富士が優勝して以来続いている。
五月場所は、半日でチケットが完売した。ただ、五
月場所は休場力士が多過ぎた。幕内8人、十両3人
であった。照ノ富士、貴景勝は初日出場しただけで
2日目からいきなり休場した。なお、幕内で2人、
十両で3人再出場している。
これが人気の七月場所で再現することになっては白
ける。五月場所後は巡業がなく、なかなか力士情報
が入ってきにくい。まして七月場所はコロナ部屋ご
と休場が直撃したことがあった。その時は幕下の最
初の取組から塩がはいった。14日目、千秋楽は午後
取組開始だった。
照ノ富士は常に不安がつきまとう。休場が常態化し
ている。稽古十分でなければ土俵に上がっても自信
はもてない。負けが込んでの休場ほどみっともない
モノはない。優勝10回以上は公式優勝制度では13人
しかいない。9回優勝の照ノ富士は万全の状態で出
場していただきたい。
貴景勝は角番である。相撲が取れるのか、いささか
心もとない。一月場所は角番で8勝したとたん休場
してしまった。七月場所は必至の土俵が続くが、果
たして吉と出るか凶とでるか。
全休朝乃山は番付を大きく下げるだけに待ったなし
である。朝乃山はなかなか存在感を示せないでいる。
七月場所は出直しになる。
暑い七月場所、力士はぜひ元気な姿をみせていただ
きたい。