大相撲

朝乃山は大関に復帰できるのか

2023年6月9日

朝乃山は十両で14勝1敗優勝、13勝2敗で幕内に復
帰した。十両では力の違いを見せた。それは幕内下
位でも続いた。平幕相手に11勝1敗、三役、横綱相
手に1勝2敗であった。トータル12勝3敗はよくや
った、といっていい。

ただ関脇大栄翔、横綱照ノ富士には完敗であった。
大栄翔には一方的に攻められた。照ノ富士にはいい
攻めをみせたが、ねじふせられた。小結正代には勝
ったが、正代は五月場所負け越している。これで朝
乃山は果たして上位に通用するかは何とも言えない
状況になってきた。

<五月場所、大栄翔に完敗>

ここでケガから序二段で再スタートを斬った照ノ富
士の例をみていこう。
幕尻 13勝2敗優勝
前1 8勝5敗2休
小結 13勝2敗
関脇 11勝4敗
関脇 12勝3敗優勝

幕内復帰後5場所で大関に復帰している。再入幕の
場所は大関朝乃山に勝って優勝している。照ノ富士
はケガだったが、朝乃山は出場停止で条件は異なる。
朝乃山の方が恵まれている。

<朝乃山>

朝乃山だって照ノ富士の再現をなす可能性はある。
七月所は1横綱2大関3関脇が強敵になる。五月場
所でどんな感触をつかんだか。稽古にどう生かすか
にかかってくる。

七月場所、朝乃山は横綱・大関との対戦圏内まで番
付を上げてくる。朝乃山が真価を問われるのは上位
戦である。そこでどんな相撲をみせるのか。どんな
成績を残すのか。それ次第で朝乃山の大関復帰の判
断が決まる。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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