■8位 照ノ富士ハイレベルの年間最多勝77勝
低レベル年間最多勝が4年続いた。それを
打破したのが照ノ富士であった。77勝13敗。
年6場所制となって64年。77勝以上の年間
最多勝は22回しかない。照ノ富士の偉業が
いかにすばらしいもであったか。照ノ富士が
いなければ55勝35敗の御嶽海になっていた。
これでは大相撲のレベルダウンが続いていた
ことになる。
なお、77勝以上の年間最多勝は白鵬が5回、
北の湖が4回、貴乃花が3回、大鵬・輪島・
朝青龍が2回と続いている。照ノ富士が複数
年間最多勝77勝以上を取ることになれば、
彼らの仲間入りをすることになる。
S氏が3位に、T氏が6位にあげている。
■7位 白鵬対照ノ富士千秋楽全勝決戦
晩年の白鵬は休場が多くなっていた。フル
出場したのは無観客で開催した2020年三月
場所であった。さらに、右ひざの手術をし、
リハリビを経ての七月場所出場であった。
白鵬は何日目に引退するか。これが当然の
見方であった。
一方照ノ富士は三月場所関脇で優勝して大関
に復帰した。続く五月場所も優勝して連続
優勝した。迎えた七月場所は横綱をかける
場所となった。
七月場所は意外な展開となった。白鵬が白星
を重ね、調子をあげていった。危なかったの
は4日目の隆の勝戦であった。一瞬後ろを
みせたが、薄氷ながら勝利した。照ノ富士は
まったくスキのない安定感ある相撲を取り
続けた。照ノ富士は十一月場所全勝優勝した
が、相撲内容は七月場所のほうが上だった。
ついに千秋楽、白鵬と照ノ富士は14戦全勝で
激突することになった。相撲は白鵬の怪しい
かちあげから始まった。離れての相撲から
張り手合戦。そして右四つ。白鵬上手十分。
照ノ富士上手取れず。白鵬が投げにいくが、
上手が離れ小手なげ。これを連続して勝負を
決めた。白鵬最後の45回目の優勝であった。
また、照ノ富士の横綱昇進が決定した。
T氏が3位に、S氏が6位にあげている。
九州へ荷物を送ります。
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