鶴竜は想像以上に復活している。この日は
前日稀勢の里を倒した若手の成長株貴景勝が
相手である。だが、鶴竜は踏み込んで、突き
押しを封じて圧勝してしまった。最近はひ弱
な鶴竜のイメージしかなかっただけに、たく
ましく変身した鶴竜に目をみはった。まだ
2日目だから材料不足かもしれないが、期待
できそうな予感がする。
鶴竜といえば、横綱としての存在感がどう
しても薄い。優勝を争った場所が少ないから
である。鶴竜は横綱になって13勝以上あげた
のは、わずか1度しかない。横綱初優勝は
昇進後9場所目という遅さであった。横綱
優勝間隔は6場所である。優勝、好成績から
は縁遠かった。
鶴竜はうまさで勝負するタイプである。とこ
ろがうまさは、ときとしてパワー相撲に粉砕
される。力、技を制す。これまでの鶴竜は
パワー相撲に対してときには引いたり、はた
いたりして負けを呼び込んできた。
しかし、今の鶴竜は押されないどころか、
力強ささえ感じさせる相撲である。今場所は
進退をかける場所だが、精神的に追い詰め
られている、という悲壮感は感じさせない。
鶴竜が強い場所は面白くなる可能性がある。
すでに大阪場所へ動き出している方がいます。
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よしなに
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