部屋別総当たり制で横綱に昇進した21人の横綱の休場率
を検証する。ここには20回以上の優勝力士が5人登場す
るだけに興味深い。
の海である。0が出たらこれ以上の数値は出ない。しか
し、玉の海は横綱在位10場所で、野球でいうなら規定打
席不足というところである。九月場所で横綱初の休場と
なった白鵬はわずか1.77%で、実質上のトップである。
100番取って1回強の休場である。ちなみに白鵬に続くの
は栃木山の6.29%だから現時点では差をつけている。
<白鵬>
横綱の皆勤は北の湖が大鵬を抜いて51場所に到達した。
これは8年半に相当するから若くして横綱に昇進し、力
士生命が長くなくては達成できない。当時、千代の富士
が46場所まで到達して北の湖に続いた。今は白鵬が48
場所で迫っている。今後の展開次第では超える可能性は
十分ある。
場所で迫っている。今後の展開次第では超える可能性は
十分ある。
朝青龍が夏巡業を休んでモンゴルでサッカーをしたため、
2場所出場停止になった。平成19年の九月場所と十一月
場所のことである。これがなければ横綱の休場率は12.7
%ではなく、7.94%と1ケタ台までいったのだから惜し
まれる。
貴乃花が全休と最大連続休場の記録保持者になっている。
これはいうまでもなく、平成13年五月場所の14日目、武
双山戦で負傷した膝が致命的であったためである。その
場所は負傷をおして優勝したが、このあと7場所連続全
休する事態に陥った。そのため、最終的には貴乃花の休
場率は28.5%にはね上がった。負傷をおして優勝した時
点では休場率は14.5%だけに膝の負傷は貴乃花のその後
の運命をくるわせた。
北の湖の休場が目立ってきたのは横綱44場所目からであ
る。最初の休場の翌年は3度休場している。白鵬は現在
横綱在位49場所である。北の湖とは異なる道を歩むのか、
否か、その点でも今後の白鵬の土俵が注目される。
最後に休場率順に並べた一覧表を掲載する。