豪栄道が一進一退である。7日目の隠岐の海戦は左をさ
されてかいなを返して出られるとひとたまりもなかった。
大関の権威も地に落ちたともいうべき完敗である。これ
で3勝4敗と負けが先行した。関脇以下との実力はまさ
に紙一重である。これではお先真っ暗である。
豪栄道は大関に昇進して以来1度も10勝以上をあげぬま
ま7場所目を迎えた。大関に昇進したときは「次は横綱
だ」と身内は期待したが、ほど遠い内容である。大関昇
進後の成績は先場所まで46勝43敗1休である。こうまで
急に弱くなったのはなぜか。
急に弱くなったのはなぜか。
誰も思っていなかった昨年の七月場所。千秋楽で急に大
関問題が浮上したのだ。その成績は12勝、8勝、12勝で
ある。これは十分な成績とはいえない。
初代若乃花は内容はいいが、星がたりなかった。大関昇
進などないと思い込み、温泉でも行こうとしていた。そ
こへ昇進の知らせがきたのだ。横綱千代の山と17分の死
闘を繰り広げて引き分けたことが評価されたのだ。不十
分な成績で大関に昇進したことをよしとしなかった初代
若乃花は猛稽古で十分な星をあげていった。
今の豪栄道は自信がなく、悲壮感が漂っている。自分を
見失っている。大関という名声や対面にとらわれず自分
の相撲を取ることである。それができないと豪栄道の苦
悩は続くことになる。
悩は続くことになる。
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”土俵の目撃者”
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