遠藤は五月場所で関取1年を経過した。この間、遠藤は
相撲ファンを大いにわかせ、大相撲の人気・満員御礼の
増加に貢献してきた。1年間の成績は53勝36敗1休と
勝ち越し。対戦相手は47人(幕下2場所をいれると59人)。
最多対戦は嘉風で5戦(遠藤の4勝1敗)、大砂嵐4戦
(遠藤の2勝2敗、幕下をいれると2勝3敗)、玉鷲4
戦(遠藤の4勝)。3敗が琴奨菊と栃煌山戦。この1年の
なかから超新星遠藤の相撲を5番ピックアップし、振り
返ってみた。
2013年九月場所11日目 旭天鵬戦
時間は短かったが、遠藤の強さがいかんなく発揮された
一番。この場所休場しなければ敢闘賞の有力候補だった。
2014年一月場所4日目 宝富士戦
遠藤が粘力を発揮した一番。宝富士の攻めを土俵際で
しのぎ逆転勝利。
2014年一月場所13日目 琴欧洲戦
元大関に勝利した記念すべき一戦。
2014年三月場所8日目 大砂嵐戦
大砂嵐とは幕下以来5度勝負しているが、これが4度目の
対戦。大砂嵐の猛攻に後退しながら、体勢を逆転。
2014年五月場所4日目 横綱鶴竜戦
前場所惜しい相撲で勝利をのがしたが、この相撲は相手と
間をあけずに攻め立て横綱戦初勝利、
遠藤が今後目指すのは上位での勝ち越しである。七月場所
の番付は中位だが、大勝ちして横綱、大関戦が組まれる
ことを期待する。