一月場所4日目時天空対佐田の富士戦でまわし
待ったが2度あった。まわしがほどける原因はゆるい
以外いくつかある。1枚まわしで結び目近くをとった
場合と結び目が短すぎる場合である。
そもそもまわしは幅約45センチを四つ折にして、
その幅を変えてしめていく。長いためまるめた
まわしを持つ手伝いが必要である。まず、前は端を
胸の位置におく。二つ折の状態から足の間に通す。
尻で八つ折にして右腰から四つ折の幅で腰にまわす。
一回まいたところで胸の位置からのまわしの端を
前に垂らす。体を回転して自分で腰に巻いていき、
しめ加減を調整する。
最後に腰にしめる前に、前に垂らした部分を横に
折りたたみ、その上に腰に巻いていく。それを後ろで
八つ折にして尻から右腰にまわした部分をからめ、
一番下から通して引き上げる。それを四つ折から
八折にした部分に通して結ぶ。
つまり結び目は腰にまわした半分の幅で結んでいる
のである。これは相撲を取った者でないとなかなか
わからないと思う。