幕内で1年間勝ち越すことは容易ではない。横綱・大関なら可能だ
ろうが、関脇以下となるとそうはいかない。横綱・大関でも豊昇龍、
琴櫻は望みがない。十一月場所休場がなければ、大の里は達成でき
る。また、安青錦は三月場所以降幕内で4場所勝ち越しである。そ
んななかで伯桜鵬に可能性が出てきた。
伯桜鵬の今年5場所の成績は以下である。
10勝5敗
9勝6敗
8勝7敗
8勝7敗
8勝7敗
上位との対戦は五月場所以降になる。大の里には連勝中で金星を獲
得している。今年は2勝1敗である。先場所殊勲賞を受賞している。
豊昇龍に3敗、琴櫻には2敗している。

伯櫻鵬は幕下1場所で突破や新入幕で優勝争いをして敢闘賞・技能
賞に輝いたことがあった。しかしケガで番付を下げてきた。今年の
一月場所が再入幕であった。先場所は2枚目で8勝したが、小結に
上がれなかった不運にみまわれた。
十一月場所、伯桜鵬は勝ち越せるか。対戦圏内の力士の対戦成績を
みていこう。
横綱・大関
大の里 2勝1敗
豊昇龍 0勝3敗
琴櫻 0勝2敗
関脇以下で1度も勝てない力士
安青錦 0勝3敗
王鵬 0勝2敗
玉鷲 0勝4敗
若元春 0勝2敗
関脇以下で負けていない力士
高安 1勝
宇良 2勝
正代 2勝

その他
隆の勝 初顔
若隆景 1勝1敗
平戸海 2勝2敗
霧島 2勝1敗
欧勝馬 3勝1敗
上記を読み解くと勝ち越しは五分五分である。前頭筆頭は初日から
横綱・大関戦が連日組まれる傾向がある。ここで1勝はしておきた
いところである。