白熊は幼少のころから相撲道場に通う相撲少年であった。福島県出
身だが、中学・高校で新潟県に相撲留学している。大学は日本体育
大学に進学した。白熊は学生出身である。
卒業後ニ所ノ関(元稀勢の里)部屋に入門した。四股名は本名の高
橋だった。前相撲からの出発となった。序ノ口、序二段で優勝して
いる。
三段目1場所、幕下4場所で十両入りした。ここまでは尊富士と同
じペースであった。むろんすべて勝ち越しであった。幕下以下を41
勝8敗で十両に入りした。
幕下で主な力士の対戦が以下である。
石崎(朝紅龍)1勝
欧勝海 1勝
生田目 1勝
十両では3場所連続8勝7敗と勝ち越した。2024年一月場所から白
熊に改名した。ところが翌三月場所、十両4場所目に初めて負け越
した。背部挫傷、腰椎捻挫のため8日目から途中休場した。11日目
から再出場したものの7勝6敗2休となった。
試練は続いた。翌五月場所、6勝9敗と連続負け越しを喫した。十
両5場所目、さる七月場所12勝3敗で優勝した。優勝争いをしてい
た獅司が千秋楽負けて単独トップ優勝となった。12勝優勝で九月場
所の入幕を決定的にした。
白熊 186センチ 166キロ 右四つ寄り 25歳