8日目一人、9日目三人新たに首都圏から名古屋入
りした。前日夜来られた方はともかく、そうでない
方は東海道新幹線が不通で迂回して来られた。満員
御礼は毎日出続けている。
土俵は2敗組の正代が敗れ、後退した。上位大関の
2敗組の琴櫻は成長著しい平戸海と対戦した。両力
士激しい攻め合いしのぎ合い。それが続くなかで、
琴櫻が平戸海を東土俵に追い込んだ。最後押し出し
で土俵下まで吹っ飛ばした。
琴櫻対照ノ富士戦はおそらく千秋楽に組まれるだろ
う。その時点で2差以上あれば優勝をかけた一番に
はならない。その前に琴櫻がどこまで勝ち続けられ
るかにかかっている。琴櫻は思わぬ敗北があっても
不思議ではない。
強さを取り戻してきた大の里は豪ノ山と対戦した。
ところが豪ノ山の突き押しに後退し、ふところに入
られた。前に出る豪ノ山に最後押し出された。
大の里は前に出る破壊力は大変なパワーを発揮する。
しかし、一転して後退すると実にもろい。5勝4敗。
1ケタ勝利に終わったら先場所の優勝は生きないこ
とになる。さらに、これでは照ノ富士戦に期待はも
てない。
照ノ富士対大栄翔は9勝7敗(2不戦敗)である。
照ノ富士が苦手とした次期があった。2022年五月場
所まで照ノ富士キラーであった。照ノ富士8回目、
9回目の優勝はなぜか大栄翔戦がなかった。大栄翔
はそのときともに関脇であった。
相撲は大栄翔が真っ向からぶつかり、照ノ富士がゆ
るがない展開。ゆさぶりをかけたい大栄翔だが、照
ノ富士は万全。機を見て照ノ富士が上手出し投げで
つぶした。盤石である。
大正15年の公式優勝制度以降、優勝10回以上した力
士は13人である。
双葉山
栃錦
初代若乃花
大鵬
北の富士
輪島
北の湖
千代の富士
曙
貴乃花
武蔵丸
朝青龍
白鵬
照ノ富士がこの仲間入りする流れになってきた。