大相撲

■24春6日目安易な負け方で3連続金星配給となった照

2024年3月15日

●横綱照ノ富士対隆の勝
島津海、剣翔、金峰山に次いで照ノ富士の休場が危
ぶまれたが、出場した。出場する以上、横綱にふさ
わしい相撲を、と期待したがそれはことごとく裏切
られた。まず、隆の勝に簡単にもろ差しを許した。
もろ差しに対する策がなさすぎる。あげくの果て簡
単に土俵を割った。気力・闘志は少しもない3連敗
はすべて金星である。

<照ノ富士、隆の勝にもろ差しで敗れる>

金星配給王は何を思って出場してきたのか。理解に
苦しむ。勝利への意欲は微塵も感じられなかった。
まさか引退をかけてではあるまい。10回目の優勝を
目指していただけに考えにくい。安易な負け方、安
易な金星配給で照ノ富士は2勝4敗と追い詰められ
た。

●大関琴ノ若対小結阿炎
全勝が阿炎で2敗が琴ノ若である。なんとも皮肉な
なかで両力士が立ち上がった。阿炎が先手をとって
激しく突き立てる。阿炎はさらに追撃し続ける。琴
ノ若、阿炎の突きに耐えてもちこたえると突き落と
し。これで阿炎は体勢を崩して1敗となった。上位
に全勝が消えた。

<琴ノ若、阿炎の全勝を止める>

幕内全勝は入幕2場所目の大の里と新入幕尊富士に
なった。大の里は照ノ富士を倒した明生を一気に土
俵際までもっていった。明生は抵抗を試みるもすで
に体がなかった、大の里はまだざんばらだが、2場
所目のジンクスを感じさせない快進撃である。

<大の里、明背を圧倒>

新入幕尊富士の勢いが止まらない。この日も美ノ海
を一気に退けた。これが2場所前幕下だった力士か。
驚異の新人である。

<尊富士、出足速攻で美ノ海を寄り切る>

大の里対尊富士はいつ対戦が実現するのか。取りあ
えず7日目はない。8日目以降になる。さらに大の
里・尊富士が優勝を争う力士との対戦が組まれるの
か。

豊昇龍が敗れるなか、場所は意外なカタチで進行し
ようとしている。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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