大相撲

■24初13日目 2大決戦を斬る

1敗単独トップ琴ノ若はついに横綱戦を迎えた。こ
れまで0勝5敗と1度も勝っていない。四つ身にな
る可能性は高い。そのとき琴ノ若はどれだけ有利に
なるかがポイントになる。相手に上手を与えない体
勢もその一つである。

相撲は、琴ノ若がもろざし狙いにいった。照ノ富士
は琴ノ若の腕をかかえ、右差し左上手の万全の体勢
をつくった。そのまま西土俵に寄り切った。

<照ノ富士と琴ノ若の四つ身の争い>

調子をあげてきた照ノ富士に琴ノ若はまだまだ通用
しなかった。一方的な照ノ富士の相撲となった。琴
ノ若はもろざしができなかったときの対策ができな
かった。これが敗因である。

<照ノ富士が琴ノ若を寄り切る>

2敗同士の大関戦霧島対豊昇龍戦が実現した。まさ
に生残りをかけた一番である。大関同士がこういう
展開になることは予想できなかった。両大関にあっ
ぱれである。

相撲は力がこもった一番となった。豊昇龍が左四つ
十分になった。霧島、上手が取れない。豊昇龍が寄
るところを霧島が二枚蹴りを鮮やかに決めた。

<霧島が二枚蹴りを豊昇龍に決める>

技術論ではない。霧島執念の勝利だった。2敗で優
勝へ生き残った。連続優勝へつないだ。

14日目は2敗同士の霧島対琴ノ若が組まれた。対戦
成績は霧島の8勝2敗である。霧島が勝てば千秋楽
照ノ富士との相星決戦委なる可能性が出てくる。琴
ノ若は大関がかかる。3敗で千秋楽を迎えれば微妙
になる。霧島対琴ノ若は横綱、大関をかけた大一番
になる。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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