角番はさほど話題になるものではない。人によって
は角番5回で関脇落ち。あるいは1年間2回カド番
で関脇落ちを主張する方がいる。角番後優勝した大
関がいる。
貴ノ花
小錦
貴ノ花(のちの貴乃花)
魁皇
千代大海
栃東
琴欧洲
豪栄道
8例にすぎない。角番2大関の強敵・難敵・要注意
対戦相手をみていこう。
■霧島
新大関でいきなり負け越した。新大関で負け越して
横綱になったのは全休の曙一人である。多くは大関
止まりである。新大関負け越しが霧島の前途を暗示
していなければいいが。
霧島が1度も勝てない相手が照ノ富士である。0勝
11敗である。今後どれくらい対戦があるか定かでは
ない。照ノ富士がフル出場しない限り、霧島戦は実
現できないことになる。あと何回対戦があり、霧島
は何勝することができるのか、未知数である。
同じ大関にも分が悪い。豊昇龍に6勝(不戦勝あり)
8敗、貴景勝に7勝(不戦勝あり)8敗である。一
月場所は優勝貴景勝に勝っている。ここ1年でも3
勝1敗である。貴景勝戦は霧島が優位に立っていく
かもしれない。豊昇龍戦は対戦成績とともに場所の
成績でも負けられない。横綱先陣争いでも負けられ
ないだけに霧島にとって大関2場所目は分岐点にな
る。
霧島が対戦成績で下位に5勝7敗と負け越している
力士が翔猿と1勝8敗の隆の勝である。七月場所、
翔猿に食い下がられて負けている。相手十分にさせ
ないことである。隆の勝とはしばらく対戦はない。
それだけに初顔から8連敗したが、昔の話になりつ
つある。
■貴景勝
貴景勝はまず、自分をベストにもっていくことが第
一である。五月場所の貴景勝は怖さも迫力もなかっ
た。大関で7度負け越している。
照ノ富士に優勝決定戦を含め5勝7敗である。場所
の体調がいい方が勝つ一番になりそうである。対戦
圏内で負け越している相手が翔猿である。4勝5敗
で、現在4連敗中である。優勝した一月場所も負け
ている。貴景勝は相手にかかわらず自分の相撲を取
ることである。
阿炎にも4勝6敗である。優勝決定戦で負けたこと
がある。それを含め5連敗したことがある。押しの
貴景勝が阿炎のもろ手突きに圧倒されることがある。
立ち合いの当たりが勝敗を分けることになる。
(この項目終わり)